歯医者での麻酔について

そもそも麻酔とは何か?

麻酔とは、薬物等によって体の感覚を人為的になくすことです。麻酔の種類は4種類あります。局所麻酔、静脈麻酔、ブロック麻酔、全身麻酔です。局所麻酔は2時間以内の局所的な手術の場合によく用いられます。静脈麻酔は眠ることを主とした麻酔です。鎮痛剤と併用しながら短時間の手術を行うのに適した麻酔です。ブロック麻酔は脊髄へ麻酔を行い、広範囲の痛みを取り除く麻酔です。専門医が行わないとトラブルが起こりかねない麻酔となっています。全身麻酔は広範囲の手術を行うのに適した麻酔です。歯医者ではほとんどが局所麻酔を用いて治療を行っています。

歯医者で行われる麻酔法について

歯医者では局所麻酔法の中で、表面麻酔法、浸潤麻酔法、伝達麻酔法が用いられています。表面麻酔法は歯茎に麻酔薬を塗り、表面の感覚を無くす方法です。麻酔注射の痛みを和らげるために使用されます。浸潤麻酔法は歯茎に注射して行う麻酔法です。虫歯治療から親知らずの抜歯まで幅広く使用されます。伝達麻酔法は神経へ直接麻酔する方法です。主に下顎の奥歯の治療でよく使用されます。下顎の奥歯は骨が厚いため麻酔が効きにくいため、下顎へ向かう神経に麻酔をすることで痛みが少ない治療を可能にしています。

麻酔が効きにくい場合は?

麻酔が効きにくい場合は大きく分けて2つあるとされています。1つ目は強い痛みが生じており、炎症がひどい場合です。炎症がひどく、痛みが出ている場合は周辺組織が酸性に傾いていたり、血流が早くなっているため麻酔薬の成分が早々に流されてしまうため、麻酔が効きにくいと言われています。2つ目は下の奥歯を治療する際に麻酔が効きにくいとされています。下の奥歯は口内で最も硬く、厚い骨に覆われています。そのため、歯肉に麻酔をしても骨まで浸透しづらく、歯茎は感覚ないが歯は痛いという状況に陥りがちです。

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麻酔治療後の注意点について

歯医者で麻酔治療を行った後は、麻酔が切れるまで食事を控えるようにしましょう。理由としては、麻酔により皮膚感覚が鈍感になっているので、誤って唇等を噛んでしまっても気づかないためです。虫歯の治療等で表面麻酔や浸潤麻酔を行った場合は約1~3時間で麻酔が切れます。親知らずの抜歯や、下顎の奥歯治療で伝達麻酔を行った場合は治療後約3~5時間で麻酔が切れてきます。それまで食事は控えるようにしましょう。また、時間が経っても麻酔が取れない場合は早急に担当医へ連絡して対処してもらいましょう。

 

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