産業医は医師の資格以外にも必要な要件があります

産業医とは労働者の健康管理のための高度な医学的知識を持った医師であり、一定の規模の事業場は産業医の選任が義務づけられています。
産業医は事業場の労働者がスムーズに作業を行うための健康(精神面も含みます)を管理し、指導、助言を行います。
昨今では糖尿病、高血圧、痛風、精神病などの持病を持っている方も増えており、働き盛りの職員が突然亡くなるといったケースも問題になっています。
過労死、突然死、自殺、生活習慣病といった問題を予防する目的も兼ね、有病者に対する配慮義務が企業の法的義務として強化されました。
産業医の仕事としては、健康診断、健康診断後の指導、病院紹介やメンタル面においてのカウンセリング、講演会の他、労働安全衛生法に基づく職場巡視、作業環境の改善に対するアドバイス等も行います。

産業医になるには医師であるだけではなく、労働者の健康管理を行うための医学知識が必要であり、厚生労働省令で定められる用件を備えていなければなりません。
そのためには日本医師会認定産業医制度に基づく基礎研修会を受講する必要があります。産業医の紹介にはホームページをご参考ください。

カテゴリー: 産業医産業